10月1日号の「WWDジャパン」は、ミラノ・コレクション第1弾。「グッチ(GUCCI)」不在の今季のミラノで目を引いた、「ジル・サンダー(JIL SANDER)」「アニオナ(AGNONA)」などの”大人の上質な日常着”を紹介しています。モードのパリ、ビジネスのニューヨークに対し、やっぱりミラノは素材・生産面に強い!2019年春夏は、そんなミラノ本来の長所にあらためて光が当たりました。
2019年春夏ニューヨーク・コレクションの詳報では、ニューヨークの“カオス”化するダイバーシティー(多様性)事情をまとめています。さまざまな人種が混在するアメリカでは、人種だけでなく宗教や性的指向、体形など多様な価値観を受け入れる動きが加速しています。今回、ランウエイはもちろん、街中で見たダイバーシティーの事例を紹介します。
また、多様性の表現はコレクションにも顕著に現れました。「3.1 フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)」「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」「トリー バーチ(TORY BURCH)」など、中でもそのトレンドが明確だったブランドをピックアップして解説しています。また、SEE NOW, BUY NOW形式をとる「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」と「マンサー・ガブリエル(MANSUR GAVRIEL)」のショーレポートにも注目です。
ニュース面では、ヴェルサーチェ(VERSACE)を子会社化することを発表したマイケル・コース ホールディングスを取り上げます。昨年のジミー チュウ(JIMMY CHOO)に続く買収の狙いとは。また、9月25日に「日本橋高島屋S.C.」を開業した高島屋と、10月に大規模改装オープンを予定している三越日本橋本店の日本橋での生き残りをかけた新たな事業モデルを紹介します。
百貨店だけでなくSCの動向も注目です。市内だけでも10近くの有力モールがひしめく名古屋の地に「ららぽーと」が開業し、SC激戦区と言われる名古屋はSC戦争がヒートアップ。人気連載「ミステリーショッパーが行く!」では、東京駅前にそびえるランドマーク、丸の内ビルディングを調査します。