「バレンシアガ(BALENCIAGA)」はこのたび、2018-19年秋冬コレクションのバックステージをまとめた写真集「WINTER 18 BOOK」(1万1000円)を発売する。全304ページで、サイズは30cm × 22cm。すでにヨーロッパの一部直営店舗および公式オンラインストアでは販売されているが、日本を含む他直営店では30日から販売し、一般書店での販売は来年2月以降を予定している。なお日本での販売店舗は、青山にある旗艦店と、松屋銀座、神戸大丸、阪急メンズ大阪内の4店舗のみ。
「WINTER 18 BOOK」は、コレクションをなんらかの形で記録していく“クリエイティブ・ドキュメンテーション・プロジェクト”のシリーズ第1弾。デムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)がアーティスティック・ディレクターに就任してから、こういった書籍が発表されたのはこれが初めてだ。
装丁は、デムナ=アーティスティック・ディレクターと米出版社リッツォーリ(Rizzoli)が監修し、同コレクションのランウエイ中央に出現した巨大な人工の雪山に描かれたグラフィティ仕様で、小口(ページの切り口部分)にも印刷されている。収録されている写真は、全てファッション・フォトグラファーのジョニー・デュフォー(Johnny Dufort)とピエール・アンジュ・カルロッティ(Pierre Ange Carlotti)の2人が撮影。出番を待つモデルから衣装直しに追われるスタッフまで、さまざまな舞台裏の様子が収められている。
デムナ=アーティスティック・ディレクターは同写真集について、「今後、『バレンシアガ』で⾏う全てのショーのコンセプトやセットが、映画的になると考えている。ショーとは体験で、この本はそれを記憶にとどめるためのツールだ」とコメントしている。
「バレンシアガ」18-19年秋冬はブランド史上初の男女合同ショーで、掛けると実際につながるホットライン“+33 156528799”がプリントされたシャツや、新作スニーカー“トラック(TRACK)”、「国際連合世界食糧計画(THE WORLD FOOD PROGRAMME)」とコラボレーションしたアイテムが登場するなど、話題となっていた。