フリマアプリのメルカリは、北海道と名古屋限定で12日付の朝刊に折り込みチラシを差し込んだ。ウェブのアプローチでは届かなかった主婦層、シニア層にチラシという王道の手法で発信することで、フリマアプリを超えて、“国民的インフラ”を目指す。15日付朝刊にも入る予定だ。
メルカリは、フリマアプリ市場4835億円の中で成長し、2018年8月現在でメルカリサービス内での流通総額が3486億円となっている。今後、“国民的インフラ”を目指すにあたりさまざまなアクションを起こす。その一つとして今回のチラシ広告を実施。主婦(主夫)層、シニア層、地方の人々など、より幅広い人にサービスを利用してもらうことで生活に必要不可欠な存在として確立する。
折り込みチラシは、「今欲しい! ファッションアイテムが超お買い得価格で売り出し中! 冬本番!アウター大特集!」と題したファッションパターンと、「必見! 徒歩0分!スマホの中でオープン! お部屋も財布もポカポカ!」と題した家電パターン、「トイレットペーカーの芯?から車まで! 超特価が続々!」と題したバラエティー商品パターンの3種。ファッションパターンで、商品とともに赤字で「レディース ブランドロングコート ¥12,500など」「レディース ダウンジャケット ¥340など」などと掲載。
スーパーのチラシさながらのデザインが特徴で、メルカリの遊び心あるクリエイティブがSNSでも話題となっている。