化粧品ブランド「ラッシュ(LUSH)」の日本法人であるラッシュジャパンは、正社員を対象に従来の65歳までの定年制を廃止した。誰もがチャレンジできる機会を作り、より長く自分らしく働ける環境を実現するために、7月1日から人事制度の改革を順次行なっており、その一環としての取り組みだ。7月末現在の正社員数は1320人。
「国籍や学歴、性別、性自認など、採用において一切差別を行わないという『ラッシュ』の基本姿勢から、活躍できる機会がある限り何歳になっても自分らしく働ける環境があるべき」という考えに基づく取り組みだ。
同ブランドでは、今回の取り組みに先駆けた7月1日、在職期間を問わず全契約社員(ワーキングホリデーの契約社員を除く)および一部アルバイトスタッフ(6月末時点、全社員のうち約3割に当たる483人)を対象に正社員化を実施している。日本で終身雇用制度が崩壊していく中、社員の希望がある限り、末永くブランドに対する情熱を持ちながら働ける環境を整えていく姿勢だ。