ワールドは、米山薫によるウィメンズブランド「カオン(KAON)」の商標権を10月に譲受した。ワールド傘下で「アンタイトル(UNTITLED)」などを運営するフィールズインターナショナルが2019年春夏からワールドの持つ生産・原料背景、営業、物流、ECなどのプラットフォームを活用し、「カオン」を生産販売する。米山はデザイナー業に専念。販路は今後もセレクトショップなど卸を中心とするが、ECサイトの開設も検討する。プレ・コレクションもスタートさせ、19年1月には初の19年プレ・フォールを発表予定だ。
米山は東京都出身。1999年に自身のブランド「フィービー(PHOEBE)」をスタートし、2003年に「カオン」を立ち上げる。デザインはパールやリボン、フリル使いのディテールが特徴的。米山は2児の母でもある。19年春夏の価格帯はトップス2万5000~3万8000円、ボトムス3万5000~4万8000円、ワンピース2万7000~4万3000円など。これまでは生産から営業まで全て米山が行っていた。