ZOZOグループでAI(人工知能)などの情報資産をもとに科学的な研究を行うZOZO研究所は、運営するファッションコーディネートアプリ「WEAR」のビッグデータを活用した共同研究を同志社大学の桂井麻里衣・助教と開始する。研究期間は2020年3月31日までで、自社が保有するビッグデータに基づいたAIによるファションアイテムとコーディネートの推薦手法の開発を目指す。将来的には、自社サービスの検索性向上やデータ解析によるトレンドの発見、ファッションを提案する高精度エンジンの開発など、実用化を検討していく方針だ。
18年1月に設立されたZOZO研究所は、自社が保有するビッグデータを活用し画像認識やコーディネート提案の自動化など、ファッションを科学的に分析して数値化することを目指す研究チーム。同志社大学理工学部のインテリジェント情報工学科でビッグデータを活用したデータマーケティングやソーシャル解析、マルチメディア処理などの情報技術を研究している桂井助教と組むことで、両者の知見を生かしたより緻密で実際的な研究を目指す。