ファンケルは3月中旬から、直営店全店でポリエチレン製の買い物袋の提供を廃止する。CO2排出削減と環境配慮が狙いで、代替として森林管理協議会(Forest Stewardship Council以下、FSC)が認証した、環境配慮素材の紙袋を使用する。
同社は2018年6月に“環境を守る”“健康に生きる”“多様性を認め合う”“ガバナンス強化”の4つをテーマにした「サステナブル宣言」を策定しており、今回の取り組みはその中の“環境を守る”の具体策として実施する。
FSCは、国際的な自然保護団体である世界自然保護基金(WWF)が推奨。木材を生産する森林と、その森林から切り出された木材の加工、流通、再利用などのプロセスを認証する国際機関。
ファンケルはこれまでにも独自のエコマーク“ファンケル エコ”を作成し、植物性プラスチックの採用や詰め替え容器の拡充などのほか、絶滅が危惧されるアイザメではなく植物由来スクワランを使用するなど、環境や生態系に配慮した取り組みを行っている。