カネボウ化粧品が手掛けるメイクアップブランド「キッカ(CHICCA)」は1日、長年ブランドクリエイターを務めた吉川康雄メイクアップアーティストの退任を発表した。3月31日が契約期限となり、両者の話し合いから更新せずに満了となった。ブランドは今後も継続し、2019年秋冬コレクションまでは吉川メイクアップアーティストが手がけたアイテムを発売する。後任は現在検討中。
「キッカ」は「艶めく、ときめく。“インビジブルメイク”で、あなたらしい美しさを」をブランドコンセプトとしてきた。吉川メイクアップアーティストは、別人のように塗りたくるのではなく、その人を引き立てる“インビジブルメイク”を提唱し、艶肌や血色感のあるメイクアップを打ち出し、幅広い層から支持を得てきた。
吉川メイクアップアーティストは自身のインスタグラムで「みんなのために『キッカ』を作れなくなったことは残念であり申し訳ない気持ちです。いままでぼくの作った『キッカ』を好きでいてくれてどうもありがとうございました」と思いを綴った。