2006年にオープンした大阪の書店、スタンダードブックストア心斎橋が4月に閉店する。工事の関係で正式な閉店日は確定しておらず、10日前後を予定しているという。中川和彦代表は閉店の理由について「ビルの契約満了によるもの」と公式サイトで発表した。
同店は書籍や雑誌に加え、雑貨の販売や、地下にカフェを併設したり、著者を招いてイベントを積極的に行ったりするなど、心斎橋エリアの名物書店の一つだった。
中川代表は新たな店舗について構想を練っているようだ。同サイトに「心斎橋で十数年チャレンジ、そして実験を繰り返してきました。正直まだまだ納得いかない部分も多いです。しかしながらやりたいことがかなり明確になってきましたので、これまでとは違う新しいスタンダードブックストアにチャレンジします。本屋に立飲みをくっつけたいなあなんて。そしてギャラリーも」と綴っている。
18年9月には、美術書や洋書の品ぞろえが豊富だった心斎橋アセンスが閉店した。大阪ミナミを代表する書店がまた姿を消すことになる。