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連載 ファッション&ジム中毒のエクササイズ

19年春夏最大のトレンド「スポーツ」を楽しく着るボディーメークWeek2 最新スキャナーでワキの肉を白日の下に晒す

 ファッション&ジム中毒の「WWD JAPAN.com」編集長が、2019年春夏シーズン最大のトレンドであるスポーツスタイルの代表格「MSGM」をカッコよく着るため、「RIZAP」に通い始めたこの企画。誇り高い(!?)決意については、下のリンクをご覧ください。

■19年春夏最大のトレンド「スポーツ」を楽しく着るボディーメークWeek1 ビーチバレーの「MSGM」に憧れRIZAPの門をたたく

 さぁWeek2は、現実と向き合う計測編です。1月からのたび重なる出張と、合間のA型インフルエンザによる闘病生活で緩んだカラダを晒すのは、今!そんな覚悟を決めて最初に体験したのは、3Dボディグラフィカという測定装置。360度回転する台に乗って全身をくまなく撮影することで、簡単に言えば「どこが膨らんでいるのか?」を露わにしちゃう機械です。カラダの左右の筋量なども白日の元に晒されるので、今後のトレーニングや食事計画にも役立ちます。

 “見どころ”は2枚目。背面からのワキ回りのデータに、“こんもり”と小さな山ができています。

 「なんじゃこりゃ〜!(by 松田優作)」。

 そしてお尻も、思ったより上がっておらず(苦笑)、日頃、有酸素運動で鍛えていたつもりのカラダは正直「可もなく、不可もなく」でした。続くカラー写真は、出っ張っているところが赤、凹んでいるところが青で表示されるものですが、やっぱり背面からのデータに難アリ。ふくらはぎの左右差は、気になるところです。赤ペンの「お尻かっこよくない」とか「X脚」というのは、自分がつぶやいた(思わず口に出てしまったw?)コメントです。

 そして、これからお世話になります「RIZAP」神宮前店で、伊藤トレーナーに晒したハダカがこちらの写真。いやいやムラカミ、笑ってる場合じゃない(笑)!脇の肉、フツーに中年太り予備軍だから(苦笑)!!背中から見ると、3Dボディグラフィカの指摘通りワキ腹の贅肉は歴然!お尻も美しくありません。

 「くそ〜。こりゃ、相当のダイエットが必要だなぁ」と思っていたら、伊藤トレーナーは、「脇のお肉は、姿勢も原因ですね」と、タブレットに矢印をガンガン書き込んで教えてくれました。聞けば、僕はカラダが一直線ではなく、ちょっと猫背気味。それが大胸筋を筆頭に全体の筋肉を下垂させ、結果、ワキに肉がたまるというのです。理想は、空から一直線に引っ張り上げられるようなカンジ。その姿勢をキープできれば、まずは胸、そしてワキと筋肉が正しいところに戻るそうです。

 もうね、早速Amazonで、姿勢矯正バンドとバイブレーションによって猫背を諭してくれる新デバイス「UPRIGHT GO」を注文です!「UPRIGHT GO」は、デジタル・ファッショニスタの市川渚ちゃんが「SPUR.JP」の連載で紹介していたのを読み、瞬時にポチりました。話は若干それますが、コレ、すごいです。一日の姿勢が可視化できるアプリと連動しているのですが、結果を見ると、その結果がヒドイのなんのって(笑)。しばらくはコレを背中に装着し、前傾姿勢になるたびにバイブレーションが作動。腕では「ガーミン(GARMIN)」があらゆる着信をこれまたバイブで教えてくれるという、“全身バイブレーションライフ”を送りたいと思います。

 さて、話を「RIZAP」に戻しましょう。この3D&ハダカ画像、そして「体重59.3kg、体脂肪率15.6%、筋肉量47.4kg」というデータ、何より「『MSGM』をカッコよく着たい!」という僕のリクエストを、もとに伊藤トレーナーが編み出したボディーメーク計画は、「まずは6週間を目安に筋肉量を維持しながら体脂肪率を半分程度に。その後は、胸とお尻を中心に筋肉をつけましょう」というモノ。

 「What?」。

 体脂肪率半分って、「8%」です。マジか〜。いや、簡単に手に入るならいいけれど、キツそう〜。初回のMTGは、半分笑顔、半分引きつり顔で終了しました。糖質制限に関する食事指導もありましたが、それはまた別の機会にお話しします。

 ということで、とうとう始まってしまったムラカミの「RIZAP」生活。もともと新しいことを始めると人に言いたくて仕方ないタイプなので、みんなに「『RIZAP』通い始めました〜」と笑って伝えています。これでプレッシャーも万全(笑)。次回からは、トレーニングや糖質制限のお話です。

【今週の“マッスルレビュー”:
2019年春夏「ジョルジオ アルマーニ」
コレクション】

 連載では毎回最後に、伊藤トレーナーにモデルのカラダの側面から、ミラノ&パリのメンズブランドを分析していただきます(伊藤トレーナー個人の見解です)。ブランドは千差万別。その世界観を体現するモデルも千差万別。彼らのカラダを分析すれば、ブランドの新たな魅力に気づくかもしれないし、もっとカッコよく洋服を着こなせるかもしれません。2回目は、「筋肉といえば!」の「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」です。

「ジョルジオ アルマーニ」2019年春夏ミラノ・メンズ・コレクション GIOVANNI GIANNONI / WWD (c) FAIRCHILD FASHION MEDIA

 「筋肉は最高のおしゃれ」という言葉がありますが、その筋肉のラインをより美しく、気品高く演出するスマートなシルエットが非常に多いですね。あくまで主観ではありますが(笑)、「RIZAP」のお客様も理想のお体を手にすると「アルマーニ」率が高めになります。

 肩や腕回りの筋肉のラインが出やすいデザインのため、ここをいかにカッコよく仕上げられるかが非常に重要!筋肉でいえば、肩や背中など「アウトライン」といわれる逆三角のシルエットを作るラインを強化したいところです。加えて腕回りの筋肉も、「アルマーニ」らしいセクシーな男らしさを際立たせるには重要です。腕のトレーニングは、力こぶの筋肉だけを鍛えがちですが、実は後ろ側の上腕三頭筋の方が大きく、効率的にサイズアップするにはおススメです!

 アウトラインがいかに美しくても、お腹が出ていてはシルエットは台無し。かっこよく着こなすには、体脂肪もケアしましょう!

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