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ディーゼルのCEOが退任へ 後任は未定

 ディーゼル(DIESEL)のマルコ・アニョリン(Marco Agnolin)最高経営責任者(CEO)が3月28日付で退任する。同氏は「ザラ(ZARA)」を擁するインディテックス(INDITEX)の「ベルシュカ(BERSHKA)」で7年間経験を積んだ後、2018年1月に現職に就任した。後任は決まっておらず、同氏は退任後も数カ月ほど取締役会に残留する。

 ディーゼルの米子会社であるディーゼルUSA(DIESEL USA)は、米国内で17店と11のアウトレットを展開しているが、3月5日に日本の民事再生法に当たる連邦破産法11条の適用をデラウェア州の破産裁判所に申請した。同子会社のCEOは、レンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)=ディーゼル創業者兼OTB会長の息子であるステファノ・ロッソ(Stefano Rosso)が務めている。

 「ディーゼル」は、影響力のあるデザイナーと協働する「レッドタグ プロジェクト(RED TAG PROJECT)」の第3弾としてゴーシャ・ラブチンスキー(Gosha Rubchinskiy)が2月に発表したばかりの新ブランド「GR ユニフォーマ(GR UNIFORMA)」とのコラボコレクションを、イタリアのベネチアで開催される国際アート展「第58回ベネチア・ビエンナーレ(VENICE BIENNALE)」で5月9日に披露する。こうした計画済みのイベントなどをスムーズに実施するため、アニョリンはCEO退任後もしばらく取締役会に残るという。なお、このコラボコレクションはセレクトショップのドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)のほかはショールームのトゥモロー(TOMORROW)が選定した小売りでのみ販売される。

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