ナイキ(NIKE)の「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」は5月11日、ラッパーのトラヴィス・スコット(Travis Scott)とコラボレーションした“エア ジョーダン 1(AIR JORDAN 1)”を発売する。価格は1万6000円で、「ナイキ」の公式アプリ「NIKE SNKRS APP」や東京・青山にあるナイキラボ MA5(NIKELAB MA5)、キネティクス(KINETICS)のトーキョー23(TOKYO 23)などで取り扱う。
同スニーカーは、昨年10月にトラヴィスが自身のインスタグラムで存在を明らかにしたもので、彼がライブで着用するだけでなく、「第53回スーパーボウル(Super Bowl 2019)」のハーフタイムショーではマルーン5(Maroon 5)のアダム・レヴィーン(Adam Levine)も着用。その後、「第61回グラミー賞(The 61st Annual Grammy Awards)」の授賞式でトラヴィスがパフォーマンス中に「NIKE SNKRS APP」(北米限定)でゲリラ発売されると、「ナイキ」のサイトがアクセス殺到で一時ダウンし、2次流通市場では数十万円超えの価格で取引されるなど、注目の1足だ。
外側にあしらわれたサイドのスウッシュを大胆に反転させたデザインが特徴的だが、スウッシュのサイズも内側のものと比べオーバーサイズ気味に。ヒールやアッパーの内側にはトラヴィスが主宰する「カクタス ジャック レコード(Cactus Jack Records)」のロゴが配され、ライナーは2重構造になっていたりと、トラヴィスのこだわりが詰まったデザインになっている。また、ブラウンとホワイトをベースとした控えめなカラーリングは、幼少期に裏庭で遊んでいた記憶をたどって得た色だという。
なお同スニーカーの発売を記念し、スニーカーの色味に合わせたトラックジャージーとパンツのセットアップや、燃え上がる“JORDAN”の文字がプリントされたフーディーなど、「ジョーダン ブランド」とトラヴィスの初となるコラボアパレルコレクションも発売する予定だ。