「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は6月28〜30日、現代アーティスト6人とコラボレーションしたハンドバッグ“カプシーヌ(CAPUCINES)”のポップアップストア「ARTYCAPCINES COLLECTION POP-UP STORE」を東京・代官山T-SITE GARDEN GALLERYに開く。
2013年に誕生した“カプシーヌ”は、1854年にメゾンが初の店舗を構えたパリのカプシーヌ通りの名を冠したアイコンバッグ。コラボレーションアーティストはスイス出身のウルス・フィッシャー(Urs Fischer)、南アフリカ出身のニコラス・フロボ(Nicholas Hlobo)、アメリカ出身のサム・フォールズ(Sam Falls)、アレックス・イスラエル(Alex Israel)、シャバララ・セルフ(Tschabalala Self)、ジョナス・ウッド(Jonas Wood)。“カプシーヌ”をキャンバスにアーティストたちが独自の視点で解釈し、そのデザインをアトリエがサヴォアフェール(伝承技術)によって再現させている。
彫刻家のウルス・フィッシャーは本物そっくりな果物の3Dチャームを付けたバッグを発表した。バナナやイチゴ、リンゴ、マッシュルーム、卵、ニンジンなどの6種類がセットで付き、好みで付け替えることができる。フィッシャーのみ一回り小さい“カプシーヌ”のスモールのBBサイズ(他アーティストはミディアムのPMサイズ)を採用している。ニコラス・フロボはメゾンのアイコニックなモノグラムフラワーに着想を得て、、黒い“カプシーヌ”に青いレザーパッチを大胆に刺しゅうした。写真的技法や自然を題材にするサム・フォールズは、パリ郊外の「ルイ・ヴィトン」のファミリーハウスで集めた葉や花を特殊な手法でプリントし、ハンドルとバッグを結ぶリングにマザーオブパールを使用しているのも特徴だ。アレックス・イスラエルは波をモチーフに、自身のホームタウンであるLAをポップに描いた。バッグの上部には取り外し可能なサメのフィンを飾った。またイスラエルは今春に発売された「ルイ・ヴィトン」のフレグランス「パルファン・ド・コローニュ(Parfums de Cologne)」のパッケージデザインも手掛けている。シャバララ・セルフはモノグラフモチーフを再構築し、アトリエで回収したレザーピースをアップサイクルして装飾している。ジョナス・ウッドは自身の絵画作品からポットや熱帯植物のモチーフを取りれてカーフレザーにプリントし、その上から刺しゅうを施した。付属するメガネを掛けたキリンのチャームもポイントになっている。
それぞれのバッグが世界300個限定で、いずれも価格は94万5000円で販売。日本では同ポップアップストアのほか、「ルイ・ヴィトン」の松屋銀座店、表参道店、大阪心斎橋店の3店舗で取り扱う。
■LOUIS VUITTON ARTYCAPCINES COLLECTION POP-UP STORE
期間:6月28〜30日
時間:12:00〜20:00
場所:代官山T-SITE GARDEN GALLERY
住所:東京都渋谷区猿楽町16-15