ビューティ

「ランコム」がミレニアル女性向けの香水を発売 着せ替えケースやレフィル仕様に

 「ランコム(LANCOME)」は8月22日、ミレニアル世代の女性に向けて打ち出した香水「アイドル(IDOLE)」を発売する。社会で活躍しながらもフェミニニティーを損なわない現代女性をイメージした香りで、女性ならではの力強さと柔らかさのコントラストを表現している。

 香りは3人の女性調香師が手掛け、フレッシュな香りに仕上げた。トップノートにベルガモットやペア、ミドルノートにローズエッセンス、ベースノートにパチュリやバニラ、マスクをブレンド。

 フランソワーズ・レーマン(Francoise Lehmann)=インターナショナル ジェネラル マネジャーは「ミレニアル世代は世界中を旅するノマド。『アイドル』のボトルは、さまざまなところに持ち運びやすく、どこでも立てられるようなデザインにこだわった」と話す。ボトルには大きく「アイドル」とは記載せず、あえて空白のあるデザインにしたのは、現代の女性が自分たちの人生をキャンバスのように捉え、独自のルールを作っていることからだという。スマホの形にも似たボトルを採用し、スマホ同様に着せ替えできるケースをさまざまなデザインで用意する。また、キャンペーンにはミレニアル世代を代表する女優兼歌手のゼンデイヤ(Zendaya)が登場する。

 「アイドル」は女性のコミュニティーによって環境に配慮され育てられたトルコ産のローズを使用しており、ボトルは詰め替えできるようになっているなど、サステイナブルな取り組みを進めている。レーマン=マネジャーは「今日において、ラグジュアリーとはタイムレスで時間が経っても使い続けらるものを指す」とコメント。

 「ランコム」は「アイドル」を新たな香水シリーズに成長させていく狙いで、業界筋によると初年度の売り上げは 3億ドル(約324億円)に上ると分析する。
なお、日本での発売は未定だ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。