アイウエアブランド「ジンズ(JINS)」を手掛けるジンズホールディングスは、日本環境設計との資本提携を発表した。日本環境設計は2007年の設立以来、リサイクルしたい企業と消費者をつなげる活動や、再生繊維の開発・製造、リサイクルコンサルティングなどの事業を通じて循環型社会の実現に取り組んでおり、不要となった衣料品の回収活動を通じてアパレル企業との関係は深い。ジンズホールディングスは、環境省の実証実験で日本環境設計が運営する製品プラスチックのリサイクル「ブリング プラプラ(BRING PLA-PLUS)プロジェクト」に発足当初の12年から参加し、不要になったプラスチックの眼鏡を回収してリサイクルする活動を行ってきた。
ジンズホールディングスは、日本環境設計の第三者割当増資株式の一部を引き受け、同社の普通株式を取得する予定だ。日本環境設計のアイウエア企業との資本提携は初めて。
田中仁ジンズホールディングスCEOは、「アパレル同様、アイウエアもサステナビリティが重要になる。この資本提携により両社の技術力やノウハウをさらに生かして、アイウエアの回収キャンペーンや循環再生型アイウエアの企画・製造などを検討したい」と話した。