「リーバイス(LEVI'S)」が血液循環を促す機能ジーンズ“リーバイス エナジー(LEVI'S ENERGY)”を1月24日に発売――という記事を2019年12月13日にアップしました。おかげさまでなかなかに反響をいただき、「リーバイス」から「体験してみませんか?」と声を掛けていただきました。もちろん答えはYES!です。
僕が選んだのは、テーパーが利いた502フィットのジーンズ(1万3000円)とデニムジャケット(1万4000円)のセットアップです。上下で着ることで、効果を最大限に享受したいので。
1月10日にリーバイス 原宿フラッグシップストアで商品を受け取り、11日から着用しています。経営トップのインタビューがある日などを除いて、可能な限りほぼ毎日着ています。直接肌に触れた方がいいということで、寒風吹きすさぶロケでも“ヒートテック”なしで臨みます!
そんな涙ぐましい「リーバイス」愛とともに前進しましたが、21日時点で実感できる変化はありません。そりゃそうですよね、そんな即効性があったら逆に恐いですもん……。
それに被験者にも大いに問題があると自認しています。中性脂肪、LDHコレステロール、尿酸値が基準値オーバー(中でも中性脂肪は上限の約3倍!)の成人病まっしぐらな“三冠王”なので……。でも、そんな血液ドロドロの僕だからこそ、“リーバイス エナジー”にすがりたいのです!
運動というものを生まれてこの方(42年間)まるでやってこなかった僕でも、“(結果を出すために)少しは注意しなくちゃ”と思わせただけでも“リーバイス エナジー”の勝ちなはず。普段なら、表参道から明治神宮前までのひと駅も地下鉄に乗ってしまいますが徒歩移動に変え、意識的に野菜も多めに摂取しました。なにより“着たからには外に出よう”と思えるんです。これって寝るのが大好きな出不精の僕からしたら画期的変化です!
“リーバイス エナジー”の詳細については既報の記事に譲りますが、米リーバイ・ストラウス(LEVI STRAUSS)のテストによると、TcPO2(経皮酸素分圧測定)と呼ばれる数値が約10%アップしたとか。なので、もう少し着用してみようと思います。
そのうえで(主に小言を)少し。機能素材“セリアント(CELLIANT)”をブレンドしているためか、個人的にはき慣れないストレッチ素材のためか、生地は薄いものの硬さというかプラスチックのような、コットン100%にはない質感があります。そして独特の薬品臭も。僕も、念のため尋ねてみた娘も「嫌いじゃない」ですが、一日中着用しているといささか気になります。一方で、あらゆるポケットが大きいのはよい点。“ちょっとそこまで”ならバッグ要らずです。
ちなみにデニムはトルコの生地メーカー、オルタ・アナドール(ORTA ANADOLU)が担当。なるほど、ここでもトルコですか……。というのもトルコ企業で、世界最大のデニム生地メーカーであるイスコ(ISKO)も19年に、世界初の圧縮技術によって血流改善を目指す“イスコ バイタル(ISKO VITAL)”を開発・発売しています。世界ナンバーワンのジーンズメーカーとデニム生地メーカーが“健康”に注目しているのは、とてもおもしろい符合です。
デニム業界には数年来の閉塞感があります。新たな突破口が見えたこと自体が久しぶりなので、この火を絶やさないよう、メディアに携わる人間として引き続き注視したいと思います。