プーチ(PUIG)はマッテオ・デ・ローサ(Matteo De Rosa)をドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)社の社長に任命した。
デ・ローサ社長は「ポーツ1961(PORTS 1961)」を擁するポーツ インターナショナル エンタープライズ(PORTS INTERNATIONAL ENTERPRISES LTD.)のアクセサリー部門でキャリアをスタートさせた人物で、その後「ポーツ1961」のビジネスデベロップメントを統括し、最終的には同ブランドのマネジング・ディレクターとしてマーケティングや販路の強化を図っていた。デ・ローサ社長はLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)傘下でフレグランスなどを手掛ける「アクア ディ パルマ(ACQUA DI PARMA)」での経験もあるためフレグランス事業に強く、近い将来「ドリス ヴァン ノッテン」のフレグランスの展開を目指す同社との親和性も高い。
社長職は今回新たに設けられたポジションで、「ドリス ヴァン ノッテン」が2018年6月にプーチ傘下に入って以降、ビジネス面で初の戦略的な動きとなる。デザイナーのドリス・ヴァン・ノッテンは引き続き同社の少数株式を保有し、チーフ・クリエイティブ・オフィサーと取締役会の会長職を担う。