ビューティ

オレンジ派?グリーン派?パレット派?単色派? 春夏アイカラーの取り入れ方

 「WWDビューティ」1月23日号で2020年春夏ベースメイク&新色を特集しました。アイメイクのカテゴリーではカラフルなアイシャドウやマスカラ、アイライナーが数多く登場しました。色で個性を出すならば、暖色から寒色まで幅広く使うことができるのでやはり目元だと思います。色味では昨年の秋冬から“みかん色メイク”としてはやっているオレンジやイエロー、涼しげな目元をつくる春夏の定番グリーンやブルー系が豊富でした。暖色があれば寒色もある今季。そこで@wwd_jpのインスタグラムで「今春もカラーメイクが豊富。どちらを使いたい?」と質問をしてみたところ、春の定番ミント・グリーン系アイシャドウが44%、秋冬から続きオレンジ系アイシャドウが56%という結果に。オレンジ系アイシャドウがやや高い支持を集めました。

 オレンジ系の中でも印象的だったのは「スック(SUQQU)」です。人気の4色アイシャドウパレット「デザイニング カラー アイズ」(新2種、うち限定1種、各6800円)にはアクセントカラーにオレンジとピンクをセットにした2種が登場しました。一見鮮やかですがひと塗りだと薄付きで、重ねるごとに発色していきます。4色使って色の重なりを楽しむもよし、単色で手軽に仕上げても春らしい目元になります。また、「ディオール(DIOR)」の「サンク クルール〈グロウ バイブス〉167」(7800円)は、オレンジ、イエロー、ピンク、パープルの4色をセットにした、華やかでいかにも春らしいアイシャドウパレットで、メイク上級者におすすめです。

 さらに「THREE」の「ディメンショナルビジョンアイパレット 07 HIDDEN PLACE」(6500円)はブルーとオレンジを含む4色がセットになったパレットで、旬のオレンジと春夏の定番のブルーの両方を取り入れることができます。「ルナソル(LUNASOL)」の「アイカラーレーション」(新3種、各6200円)にもオレンジとグリーンをセットにした「04 テラコッタルーフ」があり、そのほかイエローとブルーをセットにした「05 セレーンナイト」に注目です。昨秋大胆なコンセプト変更を行い、鮮やかな色がそろうようになった同ブランドですが、今季は取り入れやすさにも配慮がなされています。ちょっと離れていた顧客も戻ってくるのではないでしょうか。どのパレットもブラウンがセットになっており、鮮やかなカラーに重ねることでぐっと肌になじむように考えられています。

 このように重ね合わせたり、単色で使用したりさまざまなバリエーションを楽しめるのがパレットの魅力ですが、カラーアイシャドウは挑戦するのに勇気がいるのも事実です。そこで便利なのがシングルアイシャドウ。手持ちのアイシャドウと合わせて使うことで手軽に春らしさを演出できます。百貨店のコスメであっても価格は1200~4000円程度なので購入のハードルもそれほど高くないと思います。そこで「春らしいカラーアイシャドウが豊富な今春。挑戦するならどちらが欲しい? A.一度でたくさんのカラーが手に入るパレット B.チャレンジのハードルが低い単色アイシャドウ」という質問をしたところAとBでちょうど50%ずつの回答結果になりました。手軽に購入できるシングルアイシャドウの方が人気かと思いきやちょっと意外な結果でした。

 シングルアイシャドウで印象的だったのは「アディクション(ADDICTION)」の「ザ アイシャドウ L」(限定8色、各2000円)。新たに就任したKANAKOクリエティブ・ディレクターが舵を取った初のコレクションで、鮮やかな8色が並びました。アイシャドウが印象的なキービジュアルですが、何度も塗り重ねているそうです。実際には薄づきでシアーな発色なので一塗りしてほのかな発色を楽しむもよし、手持ちのブラウン系のアイシャドウに重ねづけして差し色にするもよしです。

 また「マリークヮント(MARY QUANT)」のアイコニックなアイシャドウ「アイオープナー」(全120色、うち限定8色、各1200円)がリニューアルしたのも個人的に注目です。季節限定カラーにはオレンジやグリーン、ブルーなどがそろっており、1200円で手に入るので魅力ではないでしょうか。

 本紙では紹介しきれませんでしたが、クリームタイプやリキッドタイプのアイシャドウはおさえてもいいかもしれません。「トーン(TO/ONE)」の「ペタル リキッド アイシャドウ」(新3色、各2900円)や「セルヴォ―ク(CELVOKE)」の「インフィニトリー カラー」(新9色、うち限定5色、各3200円)、「スック(SUQQU)」の「グロウ タッチ アイズ」(新3色、うち限定1色)、「ルナソル(LUNASOL)」の「グラムウィンク フロスト」(全5色、各3200円)など、クリームやリキッドタイプのアイシャドウも続々と登場しました。パウダーアイシャドウの下地に仕込めばほのかに色を感じられますし、ブラウンやベージュを重ねれば落ち着いた印象に仕上げることもできるので、日常使いのハードルも低いと思います。

 鮮やかなカラーのアイシャドウは、店頭でのタッチアップの結果購入するお客さまが多いそうです。目元はどこに色を入れるのか、どの色と組み合わせるのかのコツをつかむとかなり色を取り入れやすくなるので、挑戦したいけどなかなか手が出せない人には一度タッチアップをしてもらうことをおすすめします。

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