世界に目を向けると日本とは異なる美容トレンドが生まれている。そこで、連載「海外ビューティ通信」では、パリやニューヨーク、ソウル、シンガポールなど、7都市に住む美容通に最新ビューティ事情をリポートしてもらう。
この10年の間に世界各国で男性用スキンケア製品を扱うブランドは急増し、売上高も大幅に増加している。プレスリリース配信サービスのビジネスワイヤは、世界のメンズスキンケア市場は2023年までのCAGR(年平均成長率)を3.34%と予測している。シンガポールの国内市場も同様で、調査会社ユーロモニター・インターナショナルによると男性用スキンケア製品の売上高は、2015年は1500万シンガポールドル(約12億円)であったが、21年までに1億4100万シンガポールドル(約113億5000万円)と約10倍に達する見込みだという。(本文中の円換算レート:1シンガポールドル=80.51円。この記事はWWDビューティ2020年1月30日号からの抜粋です)
当地でスキンケアに関心のある男性の年齢層は10代後半から20代前半が中心だ。この年代に人気のKポップアーティストや韓国人俳優らの影響もあり、「VT COSMETICS(ヴイティーコスメティックス)」や「It's skin(イッツスキン)」など、彼らがイメージキャラクターを務めるブランドや製品に対する注目度が高い。
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