福井県鯖江市の大手アイウエア企業シャルマンは、宮地正雄・社長が退任し、後任に本庄正享(ほんじょう・まさきよ)・専務執行役員兼シャルマンUSA社長兼CEOが就任する人事を発表した。3月26日に開催予定の株主総会と取締役会で正式に決定される。
本庄新社長は1963年12月8日、福井県生まれ。福井大学工学部高分子工学科を卒業後、86年にシャルマンの製造部門である堀川製作所に入社。その後、同社グループの中国工場で製造部門を経験し、アメリカ、フランス、香港の現地法人で商品企画を担当した後、2015年に常務執行役員欧米事業部長、企画統括担当に就任、18年に再びアメリカに赴任してシャルマンUSA社長兼CEOとなり、今年1月に専務執行役員に就任した。シャルマンの売上高の半分以上を海外市場が占めていることから、今後も重要となるグローバル経営に対して、本庄氏の約20年にわたる国際経験の豊富さが今回の人事につながったようだ。なお、10年間社長を務めた宮地氏の今後については未定。