ファッション

「ラグタグ」がリメイクブランドの「スリュー」と協業 店舗で回収した古着に命を吹き込む

 ワールド傘下のティンパンアレイが運営する古着チェーン「ラグタグ(RAGTAG)」は、デザイナー植木沙織が手掛ける古着のリメイクブランド「スリュー(SREU)」と、2020-21年秋冬コレクションで協業すると発表した。

 植木は19年10月の「楽天ファッションウィーク」で、それまで手掛けてきたブランド「フルギニレース(FURUGI-NI-LACE)」を「スリュー」と改め、ファーストコレクションを発表。古着を巧みにつぎはぎして作ったフォーマルライクなスタイルを披露した。

 「スリュー」の2020-21年秋冬では、「ラグタグ」店舗で商品の状態などを理由に買い取り価格がつかず、無償回収となった古着の中から、植木が選んだ服をリメイクする。製作には、東京・南青山のワールド本社ビル地下1階の若手デザイナーのためのオープンスペース「クリエイターズラボ」を活用する。コラボアイテムは「ラグタグ」の一部店舗やポップアップストアなどで販売する。

 ワールドはそのほかにも、他社の在庫を買い取って販売するオフプライスストア業態の「アンドブリッジ(& BRIDGE)」を昨年秋にスタートするなど、余剰在庫の循環・削減を目指す新しいビジネスモデルの構築を進めている。同社は「これからもサステナブルな社会をめざすとともに、クリエイターが自由に創作活動や作品発表を行える場を作っていきたい」としている。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。