「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH以下、オフ-ホワイト)」が2020-21年秋冬コレクションのショーをパリのベルシー・アリーナで行った。前シーズンの20年春夏コレクションでは、開催地がパリ中心街だったこともあって多くのストリートキッズが会場に詰めかけていたが、パリの中心から少し離れた今回は彼らの数はやや減り、混乱も少なかったようだ。
来場者の服装は、ハイヒールにワンピースやテーラードジャケット、ミニスカートなど、特に女性がストリートファッションよりもエレガントに傾いた印象だ。彼女たちが着用しているアイテムの多くは「オフ-ホワイト」の過去のコレクションなので、「オフ-ホワイト」の近年のコレクション自体がエレガントに寄ってきていることももちろん影響しているだろう。
ネットフリックス(NETFLIX)ドラマ「サブリナ:ダーク・アドベンチャー(Chilling Adventures of Sabrina)」に出演中のラックラン・ワトソン(Lachlan Watson)は、グレーの「オフ-ホワイト」のストリングスが付いたドレスに合わせて、シルバーの変形ヒールブーツとジュエリーをセレクト。赤のバッグをポイントにした。モデルのジョージア・ファウラー(Georgia Fowler)はオレンジのセットアップスーツに「オフ-ホワイト」のスポーティーなヒールを合わせた。マドモワゼル・ユリアは裾がピンクのグラデーションになったワンピースとピンクのバッグに合わせて、アウターとグラフィックが利いたブーツを選んだ。
日本からはほかに秋元梢、高橋ララ、Una、MATCHAらが来場した。会場をひときわにぎわせたセレブリティーは、ラッパーのタイガ(Tyga)。会場を出ると同時にどよめきが起き、なんとかその姿を写真に収めようとするスナップハンターたちも引き連れて会場を後にした。