「エルメネジルド ゼニア(ERMENEGILDO ZEGNA)」のゼニア グループは4月14日、新型コロナウイルスの感染拡大防止の支援として、医療スタッフ用防護服の製造を開始した。
イタリアとスイスの生産施設を稼働し、合計28万枚の生産を目指す。防護服にはイタリアのビエッラ地区の不織布を使用した。完成した防護服はイタリアのピエモンテ州に25万枚、スイスのティチーノ州に3万枚を寄付する。
ゼニア グループは「ビエッラのテキスタイル地区と労働組合が、この困難な時期に即座に私たちの要請に対応し、協力してくれたことを非常に喜ばしく思っている。医療用品の差し迫ったニーズを満たすために、ピエモンテ危機ユニットおよびティチーノ州の関係当局と積極的に協力し、生産プロセスを加速させていく」とした。
またゼニア家と「エルメネジルド ゼニア」のマネジメントトップらは3月27日に、医療従事者のサポートを目的に約3億5000万円(300万ユーロ)をイタリア市民保護局に寄付している。