NPO法人ジャパンハートは、新型コロナ感染拡大を受け、国内の医療従事者の支援を目的としたチャリティーオークションを、4月17日夜から19日にかけてネットオークションサイト「ヤフオク!」で実施する。オークションには米大リーグの大谷翔平選手やサッカー日本代表の長友佑都選手、俳優の伊勢谷友介ら16人が参加。ファッション業界と関わりの深い著名人として、フォトグラファーの蜷川実花、編集者の箕輪厚介らも名を連ねる。
同団体は15~16日にかけ、クラウドファウンディングサイト「レディーフォー(READY FOR)で「#マスクを医療従事者に」と題してマスクの製造・供給資金を募り、目標金額の3倍となる約1億5000万円を調達した。今回のチャリティーオークションは支援の第二弾。開催時間は4月17日19時から19日19時までで、集まった資金はサージカルガウンやフェイススガードなど医療器具の供給に充当する予定だ。
17日夕にはインターネット配信形式の記者会見で、オークション参加者がそれぞれの出品物を紹介した。伊勢谷友介は「(スタイリスト・衣装デザイナーの)北村道子さんに仕立ててもらった」という愛用のスーツ、蜷川実花氏は、自身がプロデュースするファッションブランド「エム/ミカニナガワ(M/MIKA NINAGAWA)」と“ベアブリック”のコラボフィギュア、箕輪厚介氏は自著「死ぬこと以外かすり傷」(マガジンハウス刊)のサイン入り本をオークションに出す。スポーツ選手らも自身が世界選手権やオリンピックなどの大舞台で使用・着用した用具やユニフォームなどを出品する。
ジャパンハート設立者で最高顧問の医師・吉岡秀人氏は、「海外の医療従事者はフェイスガード代わりにごみ袋を使ったり、薄いマスクを何度も使いまわしたりしている状況で、医療崩壊の危険は火を見るより明らか」と窮状を説明。「国内の医療現場もひっ迫している。マスクの支援では予想以上の反響を頂けたが、現場ではまだまだ問題が山積する。(支援の)次のステップに進むため協力してほしい」と訴えた。以外かすり傷」(マガジンハウス刊)のサイン入り本をオークションに出す。スポーツ選手らも自身が世界選手権やオリンピックなどの大舞台で使用・着用した用具やユニフォームなどを出品する。