ファッション

「ケンゾー」のクリエイティブ・ディレクターが自身のドローイングをオークションに初出品 収益は全額寄付

 2020-21年秋冬コレクションから「ケンゾー(KENZO)」のクリエイティブ・ディレクターを務めるフェリペ・オリヴェイラ・バティスタ(Felipe Oliveira Baptista)が、15点に及ぶ自身のドローイングをオークションに出品した。今回の出品にあたってオリヴェイラ・バティスタは、「私が描いたドローイングを販売してほしいとこれまで何度も依頼されてきたが、一度も売ったことはなかった。だが今こそ、それをするにふさわしい時だと思った」と語った。

 オークションに出品されたのは、A4サイズの封筒に描かれたドローイング全15点。出品先のオンラインオークションサイト「32auctions.com」では、4月23日夜の時点で400ユーロ(約4万6000円)の入札額がつけられた。「“封筒”の落札者は郵送でこれを受け取ることになるだろう」とオリヴェイラ・バティスタは述べた。

 オークションはすでに終了しており、収益はパリのオーロラアソシエーション(Association Aurore)に全額寄付される。同アソシエーションは、困難な状況にある人々への保護施設や医療の提供など、専門家の協力によって社会的支援を行っている。最近ではフランス国内において、新型コロナウイルスの影響で孤立した人々や家族、移民を支援するキャンペーンを立ち上げていた。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

東京に広がる “成熟したエレガンス”と“リアルクローズの提案力” 2025-26年秋冬東コレ特集

3月31日発売の「WWDJAPAN」は、2025-26年秋冬の「楽天 ファッション ウィーク東京」特集です。今季の特徴は、デザイナーらがブランド設立当初の世界観を大きく前進させたこと。東京らしいパーソナルな視点でのモノ作りに加え、“エレガンス”を成熟させて幅広い層に刺さるクリエイションが際立ちました。同時に、よりリアルクローズを意識した提案も目立ち、今後に向けてのターニングポイントを予感させるシー…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。

バナーイメージ