東京を中心に4店舗を展開する人気バーバー「ミスターブラザーズ・カットクラブ(MR.BROTHERS CUT CLUB)」は、“テレカット”サービスを4月28日から開始した。
“テレカット”サービスとは、オンライン会議ツールのズーム(ZOOM)を使って、スタイリストがヘアカットを無料で直接レクチャーするというもの。はさみ、バリカン、ごみ袋、手鏡があれば、だれでも自宅でヘアカットが行える。コースはセルフカットとボーイズカットの2種。同サロンのメイン顧客は成人男性だが、地域によっては小学校が休校になっていることや、自宅で家族と過ごす時間が増えていることから、子どもと家族がコミュニケーションを取れるようなボーイズカットコースも設けた。専用サイトや電話で予約を受け付ける。
理美容室は政府が出した休業要請対象業種に含まれていないが、至近距離での接客が前提であり、営業か休業か補償がない中で難しい判断を迫られている。また、顧客は不安を抱えながら店に行く人がいる一方で、理美容室に行くのを我慢している場合も多い。そこで外出自粛が始まってから“オンライン会議”や“オンライン飲み会”が話題に上がるようになったことから、オンラインサービスを導入した。外出自粛が続く中でも自分のスタイルをあきらめないでほしい、“ステイ・ホーム”の新しい刺激になればと始めたという。