特定非営利活動法人の国連UNHCR協会は、国連の定める「世界難民の日」である6月20日に世界の難民と避難民を新型コロナウイルスから守るための支援を呼びかけることを目的とした音楽・映画イベントを、公式ユーチューブチャンネルで開催する。
20日の17時からは「聴く支援」と題し、難民支援に賛同するアーティストらによる音楽とトークの番組を無料で配信する。メインパーソナリティーはUNHCR親善大使でもあるアーティストのMIYAVIと国連UNHCR協会報道の長野智子ディレクターが務め、KREVA、LUNA SEA、RHYMESTERらが出演するほか、メッセージゲストには伊勢谷友介、綾小路翔、水原希子らも登場する。イベント中は難民支援のための寄付を呼びかける。
また同日から8月31日までは、「観る支援」と題して難民問題をさまざまな角度から取り上げた映画6作品を配信する。視聴申込み時に視聴料の2000円に加えて募金額を支払うことも可能だ。
また、「グッチ(GUCCI)」も同イベントをサポートする。多様性とインクルージョン(包括性)を推進するために立ち上げたグローバルプログラム「グッチ・チェンジメーカーズ(Gucci Changemakers)」プログラムの一環だ。MIYAVIは同ブランドのグローバルキャンペーン“グッチ オフ ザ グリッド(GUCCI OFF THE GRID)”において日本の著名人として初めて起用された。
星野守・国連UNHCR協会事務局長は「難民の人たちは今、新型コロナという新たな脅威に晒され二重三重の困難に立ち向かっている。生死をかけた避難の過程を生き抜き、乗り越えてきた人たちは、互いを思いやり、体験を分かち合いながら、明日への希望を抱いて力強く人生に立ち向かっている。困難な時だからこそ、一人でも多くの方に難民の『生き抜く意志』の力強さを伝えたい。多くのアーティストのお力を借りて、日本の市民社会に共感と支援の輪が広がっていくことを願っている」とコメントした。