美容室向けヘア化粧品メーカーのミルボンは6月から公式オンラインストア「milbon:iD」をオープンした。美容室が「milbon:iD」上にそれぞれオンラインストアを開設し、顧客は美容室が発行する専用のQRコードを使って必要情報を登録するといつでも欲しいタイミングで商品の購入が可能になる。ヘアサロン「ミンクス(MINX)」ではすべての来店客にインビテーションカードを配るなど力を入れて取り組み、早くも好評だ。
お客さまから好反応が集まる
オンラインで
購入できることが付加価値に
「施術の色々なタイミングでミルボンの商品を使用し説明をしているので、「milbon:iD」のインビテーションカードをお客さま全員にお会計の際にレセプショニストが配っている。お客さまにとっては以前から「オージュア」などはネットで購入できないブランドという認識がついていたので、「EC でも購入できるようになったんですね」と良いリアクションをしてもらえている。お客さまの髪と頭皮のためにはサロン専売ブランドの商品を使ってもらいたいという思いもあり、そういった商品をオンラインで購入できることは付加価値を作ることにもつながると考えている。」(菅野久幸「ミンクス」銀座店トップデザイナー兼取締役)
「milbon:iD」を導入すべき
5つのメリット
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まず、サロンで対面カウンセリングを受けた顧客は来店とは異なる自由なタイミングで商品を購入することが可能になる。次に、身近に購入できる商品に浮気される心配がなくなり、サロンにとってはリピート購入の促進につながる。3つめのメリットは、サイト運営・受注・物流業務は全てミルボンが受託するため、サロンが手間のかかる作業やEC用の在庫管理をしなくても済むこと。また4つめのメリットとして特定の顧客向けにクーポンの発券やキャンペーンを行うこともできる。最後に5つめのメリットとして、購入後のフォローアップも充実している点。アイテムごとに使用方法のアドバイスや、使い切ったタイミングを予想して、再購入を促すメールなどを配信することが可能だ。
ミルボンを代表する
4つのブランドの販売が可能
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ミルボンではこれまでサロンの店舗内に限った販売のみを行ってきたが、今回ID付きリーフレットの配布やメールでの使用方法のアドバイスやアフターフォローを行うことでECでの販売を実現した。ヘアケアブランド「オージュア」、グローバルヘアケアブランド「ミルボン」、オーガニックヘアケアブランド「ヴィラロドラ」、スキンケアとコスメをそろえる化粧品ブランド「インプレア」の4ブランドが「mil bon:iD」を活用するとオンライン上で販売可能になる。契約サロンのみが取り扱える点は「milbon:iD」上でも変わらず、実店舗で取り扱いがあるブランドのみオンラインでの販売ができる。