良品計画の「無印良品」と「イデー(IDEE)」は、月額800円からの家具・インテリア用品の定額利用(サブスクリプション)サービスを開始し、7月17日から一部店舗で申し込み受け付けを開始する。また、同日から「プチリノベーション」プランによるホームオフィス作成も受け付け、新型コロナウイルス感染症拡大で広がった在宅ワークのニーズに対応する。
月額定額サービスは、「学ぶ/働く」「寝る」「くつろぐ」の3シーンを想定。契約は年単位で、1~4年の4プランを用意した。契約期間が満了すれば、解約・返却、契約延長、手数料を払っての買い取りのどれかを選択できる。たとえば「学ぶ/働く」セットの「無印良品」のデスクとチェア(販売価格は計3万9800円=税込)は、4年契約なら月額800円で利用可能。単純計算すると4年間の支払いは3万8400円となり、購入するよりもややオトクだが、それよりも「暮らしを変えるタイミングで家具の処分に悩むこともなく、廃棄物の削減にもつながる」(プレスリリースより)という面で大きなメリットを感じそうだ。
同様に、「寝る」セットの「無印良品」のベッドや寝具は販売価格が計5万7870円で、4年契約の月額は1200円。「くつろぐ」セットの「イデー」のソファ、ローテーブル、サイドボードは販売価格が計35万4200円で月額は7000円。申し込みは、「無印良品 銀座」など全国の7店で受け付ける。
「プチリノベーション」はホームオフィスを作るための2つのパッケージ(7万2000円から、8万8000円から)を企画した。費用には木製間仕切り板などの材料費、運搬費、スペース作成のための付帯作業料込み。まずは「無印良品 銀座」で受け付け、東京23区内の施行に対応する。また、これまで店頭で行っていたインテリアや部屋作りに関する「くらしの相談会」は、オンラインでも開催する。