「WWDビューティ」7月16日号は、ポストコロナ時代に向けた化粧品業界各社の戦略を紹介する特集です。新型コロナウイルスの感染拡大により、化粧品業界を取り巻く環境も激変しています。緊急事態宣言が解除されてから1カ月以上がたち、徐々に日常が戻りつつあるものの、店頭ではタッチアップの自粛やテスターの使用制限などは続いており、完全に平常を取り戻すには時間がかかることが予想されます。コロナ禍のただ中にあるメーカーや小売は店は今後をどう読み、どのような新たな戦略を立てているのか――。海外市場での展開にも積極的なグローバルブランド「SHISEIDO」など3ブランドと有力化粧品専門店、そしてドラッグストアに話を聞きました。
ニュース面では、英国発ナチュラルコスメ「ザ・ボディショップ(THE BODY SHOP)」の、本国による日本事業会社買収により10月から日本法人の社長に就く倉田浩美社長へのインタビューや、コーセーとマルホの合弁会社であるコーセーマルホファーマから発売される「カルテ ヒルドイド」についてお伝えしています。
特集ではブランドや専門店の戦略として、非接触の販売手法として重要になるオンライン販売やデジタルトランスフォーメーションの進度、消費者心理の変化に伴うブランディングの方向性、国をまたぐ移動が難しい状況下でのインバウンド売り上げの位置づけや今後の海外展開の計画について取り上げています。さらに、第三者の視点から業界展望を語った、エコノミストでありシーボンの社外取締役も務める崔真淑さんのインタビューでは、今後の商品開発の流れや化粧品業界が直面している課題についても触れられています。またツイッタージャパンが行った「コロナ禍における美容関連ツイート」のリサーチ結果に関するインタビューも必読です。
ニュース面では、「ザ・ボディショップ」の社長インタビューのほか、「スック」の主力製品「ザ クリーム ファンデーション」リニューアルについても紹介しています。また連載「ビューティ資格スターファイル」では、お笑い芸人のバービーが登場します。
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」は、最新号の紙面を紹介するライブ配信番組「もっと深くをもっと知る!『Read More』」を開始しました。毎週月曜日の18時からは「WWDジャパン」の最新コンテンツを紹介。毎月第1~第4木曜日の18時からは「WWDビューティ」の最新コンテンツを紹介します。今回は、7月16日号の「ポストコロナ時代へ、化粧品業界のシナリオ」の“読みどころ”を7月16日18時からライブ配信します。
PHOTO:GETTY IMAGES
<訂正>P.6の「SHISEIDO」の記事内で、「昨年度の中国市場の売り上げが2000億円」は誤りで、正しくはグローバル全体の売り上げでした。