イタリアのジーンズカジュアルブランド「ディーゼル(DIESEL)」はスウェーデン企業のポリジン(POLYGIENE)と共同開発を行い、ウイルス活性を99%阻害するデニム加工技術“バイラルオフ(VIRALOFF)”を用いたジーンズを2021年春夏シーズンから販売する。プレス担当者によると、「『ディーゼル』は、このデニム加工に関する技術の専売権を100%保持する」という。
ポリジンが“バイラルオフ”の研究・開発を開始したのは、SARSが蔓延した2000年代初頭。塩化銀を有効成分とし、主要なタンパク質と相互作用することでウイルスが繊維に吸着するのを防ぎ、繊維上のウイルスの数を2時間以内で99%減少させ、増殖を抑制する。新型コロナを含むウイルス全般への有効性が証明されており、その有効性は「永続する」という。