資生堂は8月6日、ヤーマンとの合弁会社設立契約の締結を発表した。合弁会社名はエフェクティム。資本金は4億9000万円で出資比率は資生堂が65%、ヤーマンが35%。梅津利信・資生堂執行役員が社長を務める。
資生堂は2014年から続く中長期戦略で、他社の知見を融合させたビジネスモデルの構築を戦略の一つに掲げている。一方のヤーマンは、得意とする美容機器ビジネスを中心に日本発のグローバルブランド企業の確立を目指しており、両社の目的が合致した。
エフェクティムは10月から事業を開始。まずは中国を注力市場と位置づけ、資生堂が持つ皮膚科学技術と、ヤーマンが持つ美容機器の知見と技術を生かした新ブランドを立ち上げる。新ブランドはエイジングケアや美容機器に関心がある消費者を対象とし、2021年に中国と日本市場で販売する予定。