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縫製大手のマツオカ、アベノマスク特需で経常利益3倍増 20年4〜6月期

 縫製大手のマツオカコーポレーション(広島県福山市)の20年4〜6月期決算は、売上高が前年同期比20.0%増の165億円、営業利益が同2.8倍の18億1300万円、経常利益が同3.1倍の17億9500万円、純利益が同5.6倍の13億4200万円だった。マツオカは、中国やバングラデシュ、ベトナムなどに巨大な縫製工場を構える縫製の日本最大手。世界的にアパレル生産が落ち込む中で、政府から受注した布製マスク、いわゆるアベノマスクの受注51億円を計上し、異例の大幅増収増益になった。

 ただ、7月30日に発表した通期見通しでは売上高490億円(前期比14.2%減)、営業利益24億円(同7.8%減)、経常利益21億円(同16.8%減)、純利益20億円(同70.1%増)と、固定資産の売却益で膨らむ純利益を除き、減収減益の見通し。20年3月期で5800万枚に達していた衣服の生産数量も21年3月期は4700万枚に減少する。

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