イタリアブランドの「エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)」は、2021年春夏シーズンに「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」を手掛ける小泉智貴デザイナーを迎えたカプセルコレクションを発表する。ミラノ・ファッション・ウイーク期間中の9月26日にブランドのメインコレクションとともにショートフィルムの中で披露される予定で、21年3月に世界各国の「エミリオ・プッチ」店舗や専門店で発売する。
同ブランドは、20-21年秋冬シーズンからブランドの歴史やDNAを再解釈するゲストデザイナーを招へいしてコレクションを制作する態勢へと移行。第1弾は、パリコレブランド「コーシェ(KOCHE)」のクリステル・コーシェ(Christelle Kocher)=デザイナーを迎えた。第2弾となる今回は、小泉デザイナーがカプセルコレクションを手掛け、メインコレクションはデザインチームが制作する。
小泉デザイナーは、色とりどりのラッフルをふんだんに取り入れた幻想的なクリエイションで知られる。20年3月には、「エミリオ・プッチ」の親会社であるLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)主催の20年度「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」でファイナリストに選ばれ、その後、新型コロナウイルスの影響による最終選考の中止を受けて共同受賞者となった。
コラボレーションについては、「夢が実現したかのようだ。『エミリオ・プッチ』のような豊かな歴史を持つファッションブランドとコラボレートしてみたいと願っていた。バルセント侯爵エミリオ・プッチの時代を超越した美しいスタイルと、ブランドらしいカラーパレットの完璧なハーモニーにインスピレーションを受けられた貴重な機会に感謝している」と述べた。