※この記事は2020年7月27日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから。
ヴァーチャル接客はそこまで来ている。そして楽しそうだ!
「百貨店顧客が仮想世界でアバターから買い物」なんて、話が現実味を帯びてきました。
弊社は5月から最新号を紹介するYouTubeライブ配信を行っています(8月から内容を一新する予定です)。テーマに合わせてゲストをお招きしており、7月20日号の百貨店特集では、三越伊勢丹のチーフオフィサー室関連事業推進部の仲田朝彦氏をお迎えしました。そのお話がホントにおもしろくって!
三越伊勢丹は、4月末から開催された世界最大級のバーチャルリアリティ(VR)イベント「バーチャルマーケット」に伊勢丹新宿本店として出店しましたが、担当したのが仲田さん。仲田さん自身もアバターになって接客したそうで、来場者数は想定の20倍だったとか!お客さんは20〜30代が中心で、多くのお客さんは海外から。中には人型ではなく犬や猫の姿で来店する人も多いそうです。海外から参加する犬の姿をしたお客さんに仲田さんが「いらっしゃいませ」と接客している姿を想像するとカワイくってワクワクしました。
最後に仲田さんが「これは会社としてというより私自身が目指したいところ」と前置きしつつ教えてくれた夢は「リアルの世界の自分とアバターのもう一人の自分を使って自己実現するような世界を作ること」だそう。「リアル店で買ったものをアバターに着せるなどリアルと仮想の世界を行き来して新しい買い物体験を作り出したい」とは、なんて楽しそうな!コロナの影響でインバウンドの顧客を失い、イベントも開けないと悩んでいるお店は多いですが、その2つの悩みが仮想現実なら一気に解決できますよね。リアルとアバターで商品の幅も広がりますし。
私自身はまだ仮想現実での買い物体験はないのですが、ドラクエで武器を買う感じ?とイメージしています。これだけ旅行ができない日々が続くと、仮想の世界で異国へ出かけるのもいいかも。近々、何かに化けて(というと怖いけど、ペットの亀の姿にでもなって)どこかに買い物に行こうと、思います。
仲田さんのお話はぜひYouTubeの「Read More」をご覧ください。仲田さんのお話は25分くらいからです。チャンネル登録もぜひ!
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