ロクシタンジャポンおよびメルヴィータジャポンは9月23日付で、小山順子・前フェラガモ・ジャパン社長が社長に就任した人事を発表した。同時に前任のニコラ・ガイガー(Nicolas Geiger)氏は同社の会長に就任した。
小山新社長は1988年に津田塾大学を卒業後、外資系金融機関(ロンドン)やプロクター・アンド・ギャンブルAG(PROCTER & GAMBLE AG、ジュネーヴ)で経験を積み、98年に帰国後、カルティエ(CARTIER)やヴーヴ・クリコ(VEUVE CLICQUOT)などのフランスのラグジュアリーブランドで事業部長や社長などを務めた。2011年にELCジャパン傘下の「クリニーク (CLINIQUE)」の事業部長に就任し、19年2月からフェラガモ・ジャパンの社長を務めていた。
一方のガイガー新会長はロクシタングループのレイノルド・ガイガー(Reinold Geiger)会長の息子で、04年にオックスフォード大学を卒業後、スイスの装飾会社に勤務。11年にロクシタンブラジルのジェネラルマネージャーとしてグループに入社した。17年1月にロクシタンジャポンの副社長に就任し、同年5月から日本におけるロクシタンおよびメルヴィータの社長として指揮をとっていた。