「ケンゾー(KENZO)」は9月28日に、絶滅の危機に瀕する野生のトラの保護活動「TX2」プロジェクトの支援を目的としたコレクションを発売する。同プロジェクトは、環境保全団体WWF(世界自然保護基金)とのパートナーシップによるもの。
「ケンゾー」は創業当初から力強さの象徴であるトラをブランド哲学を体現するアイコンとして扱ってきた。2010年の時点で野生のトラは3200頭まで減少したが、世界的な保護活動によって少しずつ個体数を回復し、16年には約3900頭に増えたとされる。WWFの「TX2」プロジェクトは、虎年にあたる22年までに野生のトラの生息個体数を10年時点の倍にすることを目指す。
同コレクションは、トラをモチーフにしたスエットシャツ(3万6000円)、Tシャツ(2万1000円)、フーディー(5万3000円)などの定番アイテムで構成される。1点の販売につき、10ドル(約1054円)が「TX2」に寄付される。また同コレクションは、「ケンゾー」がWWFと行うコットンのサプライチェーンの持続可能性の向上と、水資源と水環境の改善を図るフレッシュウオーターフットプリント対策に向けた取り組みの一環として、すべてのアイテムにGOTS(グローバル・オーガニック・テキスタイル・スタンダード)認証を取得したオーガニックコットンを使用した。