今年創業10周年を迎えた「トニーセイム(TONYSAME)」のアニバーサリーコンテンツは、「デザイナーズ・インビテーション・プロジェクト」の第二弾であるベルギーのアイウエアブランド「テオ(THEO)」とのコラボレーションだ。
“われわれは美しいデザインの
アイウェアを生み出す
パッションを共有している
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アジアとヨーロッパのアイウエアブランド同士の異例コラボレーションから生まれた特徴は、アート感覚溢れる「テオ」らしいフォームや大胆なカラーリングと、「トニーセイム」の高い技術力が融合していることだ。
「昨年の第一弾が完売したことは、大きな自信となった。ある意味で『テオ』は『トニーセイム』の対極にあるブランドだ。デザインに全霊をささげる『テオ』のアート感覚と『トニーセイム』が得意なテクノロジーが融合して新しい価値観を生み出している」と細井礼トニーセイムジャパン社長。「『テオ』らしく考え抜かれたコンセプトで『トニーセイム』を表現してくれた。厚いチタンを切削したフロントのリムの立体的な構造や智元に組み込んだ独自のパーツ使いなど『トニーセイム』ならではの難度が高い技術力とミックスした面白いアプローチができた」と評した。テンプルには、“トニーセイム・ラブス・テオ”の文字が刻まれている。
「テオ」は、デザイナーのパトリック・フート(Patrick Hoet)と、眼鏡店を営んでいたウィム・ソーメルス(Wim Somers)の二人が1987年にベルギーのアントワープで設立した。ブランド名の「THEO(テオ)」はフート(Hoet)の文字を入れ替えたもの。「テオ」の創業者の息子で、同プロジェクトを主導したトーン(TOON)は「このコラボレーションで最も興味深い点は、双方が限界に挑戦していることだ。お互いの強みを生かして、『テオ』のアイデンティティーであるメタル素材をフロント部分に使い、『トニーセイム』を象徴するチタンのヒンジとアセテートのテンプルを組み合わせた。『テオ』と『トニーセイム』は、美しいデザインのアイウエアを生み出すパッションを共有している」とコメントした。デザインは2型で、価格は各4万円。
「トニーセイム」の
メインコレクションも充実
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「トニーセイム」のメインコレクションも充実度を増している。「10年の積み重ねの中で構築した独特の“ジャパニーズ・ベーシック”のファンを獲得できた。それをさらに進化させた結果が、最新作のクオリティーにつながっている。強い存在感のあるデザインながら、どんな服にも合わせやすい。『トニーセイム』をエモーショナルに買い求めてほしい」と話した。
香港本社と協力しながら次代を見据えたブランディングを主導する細井社長がテーマとしているのは“コネクト(つながる)”すること。「さまざまなモノ、コト、ヒトとつながることによってブランドを進化、成長させていくことを心掛けている。今回のコラボレーションもその一環だ」と説明する。
トニーセイムジャパン
03-6914-0008