カナダ発のEC構築サービス「ショッピファイ(SHOPIFY)」は27日、動画投稿アプリのティックトック(TikTok)との提携を発表した。これによりショッピファイ利用者はティックトックに広告動画を配信でき、ティックトックのユーザーは広告をクリックして商品の購入が可能になる。同機能はアメリカですでに開始され、北米やヨーロッパ、東南アジアなどでは21年以降に導入される予定だ。
ショッピファイ利用者は管理画面から簡単な手順でティックトックと接続できるほか、消費者層のターゲティングやパフォーマンスの追跡も同画面上で可能になる。広告用のテンプレートも用意され、広告制作は一層スムーズになる。
ショッピファイとティックトックはまた11月10〜15日に、黒人所有のビジネスを支援するキャンペーン“ショップ ブラック(#ShopBlack)”を開始する。ティックトック内でユーザーに企業コンテンツに関連する動画の作成や投稿を促すタイプの広告である“ハッシュタグ・チャレンジ・プラス(Hashtag Challenge Plus)”を活用して、黒人所有のビジネスに光を当てる取り組みだ。ティックトックユーザーは40を超える企業の動画を見られるだけでなく、ブランドによってカスタムされたエフェクトや音楽を使用できる。