ファッション専門学校のエスモードジャポンはこのほど「ユニクロ(UNIQLO)」と協働し、エスモードジャポンの学生が「ユニクロ」の着なくなったダウンをモードにアップサイクルするサステナブルプロジェクトを始動した。
同企画は、エスモードジャポンが「ユニクロ」の全商品をリサイクル、リユースする取り組みRE.UNIQLO(リ・ユニクロ)に賛同し、2020年4月に開始したもの。同企画に参加した学生は、ユニクロ商品部MD部長の斎藤源太郎氏によるサステナブルセミナーを受講し、さらに「ユニクロ」が店頭回収したダウンを用いたオリジナル作品を製作した。2回の審査を経て選出された4作品は10月31日からの5日間、ユニクロ原宿店にて展示された。
「ユニクロ」の公式ツイッター上で実施した人気投票の結果、1位に選ばれたエスモードジャポン1年生の杉原慶さんは「授業を通して『ユニクロ』の取り組みを知り、環境問題に興味を持つようになった。子どもの頃から今も家族で着ている『ユニクロ』とコラボできると知り、この企画に参加した。作品はポケットや裏の始末、身ごろをそのまま活用し、『ユニクロ』が掲げる“LifeWear”のテーマのもと、日常生活でも着られるようなデザインにこだわった。今後は環境問題やサスティナビリティはもちろん、洋服の可能性をもっと考え勉強し、着る人の暮らしが豊になるような服を作りたい」と語った。
エスモードジャポンは、ファッションを通して持続可能な社会を実現するためにサステナブル教育をカリキュラムに取り入れ、持続可能で責任あるクリエーションができるデザイナー、パタンナーとして次世代を担う人材の育成に力を入れる。