「WWDジャパン」11月23日号は、約1年ぶりとなる「セレクトショップ」特集です。今年は“ウィズコロナ時代にセレクトショップに必要なこと”をテーマに、ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)、ベイクルーズ(BAYCREW’S)、ビームス(BEAMS)、アーバンリサーチ(URBAN RESEARCH)、デイトナ・インターナショナル(DAYTONA INTERNATIONAL)、バーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)のセレクト企業6社を取材しました。
例外なく、各社コロナの影響は受けていますが、下を向いている人は誰もおらず、むしろ未来を見据えていてとてもポジティブ。各社に「今、必要なことは何ですか?」と問うと、さまざまな施策やアイデアが飛び出してきました。オンラインとオフラインどちらが良い悪いではなく、これからはオンラインとオフラインに3Dを加えて、それぞれの価値を使い分けていく共存の時代です。表紙のキーワードにも掲げた「仮想現実の世界で買い物」や「他社のビジネスをプロデュース」「売れるスナップ投稿のコツ」「海外デザイナーがリモート接客」「キャンプ場×EC」「郊外型店舗に人が集まる理由」など、不謹慎かも知れませんが、”なんだかワクワクする”セレクトショップならではのユニークなアイデアは、新しい時代のファッションビジネスのヒントになるはずです。
また、小泉進次郎環境大臣のロングインタビューも見逃せません。ファッション業界では“サステナビリティ”が声高に叫ばれる昨今ですが、真のサステナには政治の協力が不可欠です。今のままじゃダメだ――小泉環境大臣の発言の真相は?是非本紙でお読みください。
さらに、8月24日号からスタートした月1回の大型連載「サステナビリティ特集」は「素材選び」について。なぜ素材選びが大切で、今どんな素材に注目が集まっているのかを4ページに渡って紹介しています。
新連載の「ビューティーブランドの販売員が手掛けます!ファッション販売員の”キレイ道”を極める」は、ファッション販売員と美容スタッフがお互いの仕事のこと、接客スタイルのこと、そしてそれぞれのコーディネートとメイクの悩みをざっくばらんに語り合います。初回はオンワード樫山の「ICB」と「アディクション」の販売員が登場。必読です。
付録「WWDビューティ」11月号は、「中国コンテンツ・マーケティング特集」をお届けします。近年、中国化粧品市場における広告宣伝では、ユーザーの情報ニーズに応える“コンテンツ・マーケティング”が重視されています。中国では、消費者のインターネット接触時間が日本の約5倍に上り、モバイルアプリの利用数も断然多いというデータがあります。そのため各企業は多様なSNSアプリやメディアのユーザー特性に合わせて文章や画像、動画などを駆使し、有益で説得力のあるコンテンツを発信しようと力を注いでいます。本特集では、中国市場進出を狙う企業がおさえておきたい中国コンテンツ・マーケティング事情と、中国市場に学ぶ共感とUGC(User Generated Contents)のつくり方を紹介します。
COVER CREDIT
GRAPHIC DESIGN : RIE KIMOTO(HARKEN)