ファッション

バロックの「マウジー」からサステナブル素材の新ライン オトナ女性の取り込み狙う

 バロックジャパンリミテッドの「マウジー(MOUSSY)」は、環境に配慮した素材を使った新ライン“エム アンダーバー(M_)”を2020-21年秋冬からスタートした。「マウジー」全店と同社のEC「シェルター ウェブストア(SHEL’TTER WEB STORE)」で販売している。

 体のラインを強調するスリムなシルエットや鮮やかなカラーリングが特徴の「マウジー」に対し、体のラインを拾わず落ち着いたデザインのベーシックアイテムをそろえる。既存のマウジーよりも価格はやや上に設定。2021年春夏の新作は、再生ポリエステルのセットアップ(トップス9500円、パンツ1万円)やオーガニックコットンのガウン(1万2000円)など。商品だけでなく、ブランドタグや下げ札にも再生原料や生分解性素材を使用している。

 ターゲットは30〜50代。20-21年秋冬のブランドビジュアルにはモデルのエリーローズと母の親子を起用した。9月にはバーニーズ ニューヨーク銀座店でポップアップストアを開催し、再生ポリエステルのアイテムを中心に売れ行きは比較的好調だったという。「新ラインでは既存の『マウジー』では接点のなかったお客さまへのアプローチにより、ブランドの可能性を広げていきたい」(担当者)としている。

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