コロナ禍の影響でアパレルや小売業界は引き続き厳しい状況にあるものの、店舗の営業が再開された2020年7~9月期の業績は全体に回復傾向にある。ラグジュアリーブランドにおいても、20年4~6月期の売上高は前年同期比で軒並み40~60%減となっていたが、7~9月期は同10~30%減とかなり回復している。
中でもエルメス・インターナショナル(HERMES INTERNATIONAL)は同4.1%増(現地通貨ベースでは6.9%増)となり、群を抜く強さを見せた。これにはアジア地域での好調ぶりが大きく寄与しており、欧州が同15.7%減、南北アメリカは同9.3%減となる中、日本を除くアジア太平洋地域は同25.2%増の8億1080万ユーロ(約997億円)、日本は同8.1%増の2億4430万ユーロ(約300億円)だった。以下、各社の最高経営責任者(CEO)らのコメントも交えて紹介する。
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