ビジネス

「クロエ」のナターシャ・ラムゼイ・レヴィが退任

 「クロエ(CHLOE)」のナターシャ・ラムゼイ・レヴィ(Natacha Ramsay-Levi)=クリエイティブ・ディレクターが12月3日付で退任した。後任は明らかなっていないが、追って発表される予定だという。

 ナターシャは、2002年にニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)率いる「バレンシアガ(BALENCIAGA)」でファッション界のキャリアをスタートした。実力が評価され、ニコラの右腕として活躍。彼が「バレンシアガ」を去った後は「エルメス(HERMES)」や「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」のコンサルタントを務めたが、再びニコラの率いる「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のウィメンズチームにデザイン・ディレクターとして加わった。そして17年4月、クレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)の後任として「クロエ」のクリエイティブ・ディレクターに就任。強さを感じるエッジの効いたスタイルで、ブランドの新たな女性像を提案してきた。

 退任に際して、ナターシャはインスタグラムに自身の思いを投稿。「健康、社会、経済において不安定な状態だったこの数カ月間、私たちの業界に望む変化や、それをどうすれば自分自身の創造的、知的、感情的価値観とよりうまく合わせられるかを考えてきました。そこから、私は自分の将来に異なる考えを持ち、新たな機会を追求したいと思うようになりました」と記した。また、「『クロエ』が与えてくれた機会に感謝したい。そして(クリエイティブ・ディレクターの)ポジションを離れるという決断を尊重してくれたことに感謝しています」と述べているように、今回の退任は彼女自身の決断によるもののようだ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。