ファッション
連載 YOUTH

靴磨きチャンピオンが地元京都に「ハーク」を開店 サロン化目指す

 靴磨き店ザ ウェイ シングス ゴー(THE WAY THINGS GO)の元ストアマネジャーで、三越銀座店主催の「靴磨き選手権大会2019」チャンピオンの寺島直希(26)が12月10日、地元京都に靴磨き店「ハーク(HARK)」をオープンする。もともと4月を予定していたが、コロナの影響で延期した。店舗面積は約26平方メートルで、内装とカウンター、棚などの家具は寺島がデザインした。寺島は店舗所在地について、「当時のお客さまが戻ってくれるように、大学在学中に路上靴磨きを始めた祇園四条駅近くと決めていた。女性客にも来店してほしいので、ストイックな雰囲気にならないよう“柔らかさ”を重視した」と話し、一方で家具や床は経年変化しやすい仕上げにするなど男性客も意識した。

 寺島は今年2月に京都でキャリアの原点である路上靴磨きを再開し、コロナ以降は自家用車で京都府内を集配する新サービスを始めた。合わせて東京、神戸、福岡などの百貨店やテーラーで靴磨きイベントを開催していた。

 今後の展望については、「若い革靴、靴磨きファンを増やしたい。そのために、コロナの状況を見ながらだが、有料会員を募って店舗の一部を靴磨きスペースにする予定だ。同じ趣味や嗜好を持った人同士が集まるサロンに育てていきたい」と話す。

 靴磨きを自宅で行う場合、日当たりが悪く底冷えする玄関や炎天下のベランダなどが主で、家族に白い目で見られる男性も多い。そこで店舗に革靴を持参すれば、シューケアグッズは貸し出すサービスを思いついた。「月一ペースで講習会も行いたいし、オリジナルのシュークリームやケアグッズの製作、革靴の販売もしたい。現在シューフィッターの資格を取得中なので、足の悩みに応えつつ、ワンストップで革靴の全てがまかなえるショップにしたい」と答えた。

■ハーク
オープン日:12月10日
時間:11:00〜19:00
定休日:不定休
住所:京都府京都市中京区三条通高倉東入桝屋町53-1

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。