「ディースクエアード(DSQUARED2)」が2016年春夏メンズ・コレクションをミラノで発表した。
REPORT
全身タトゥーの反抗期ボーイズが西海岸でサーフィンに繰り出す
「ディースクエアード」の2016年春夏メンズは、サーフィンを楽しむ海岸が舞台。ただ、思い描いた男性像は、海とその周りの自然に触れ、ある種の煩悩から解放され、エコな生活を送っている大人とはちょっぴり違う。彼らは、自然の中で友達と遊ぶのも大好きだが、夜遊びだってキライじゃないキッズたち。そんな同性の友達と遊ぶのが大好きなボーイズライフを描いたようだ。
基本のスタイルは、サーフもしくはアウトドアだ。ウエットスーツとレイヤードしたデニムは、サーフショーツのようなワイドシルエットで、トップスはタイダイ染めのTシャツか、後ろ前に着たようなメッシュのタンクトップのレイヤード。そこにビッグシルエットのモッズコートやGジャンなどを羽織り、トレッキングロープがカラフルなハイカットのスニーカーやバックパックを合わせる。今シーズンは、プロポーションバランスが秀逸。ボトムスは腰ばきしたスーパーワイドから、ナイロンショーツと組み合わせたレギンスのようなデニムまで幅広く、トップスもいつも通りタイトなGジャンからダルダルのタンクトップ、オーバーサイズのマリンパーカまで多様だ。
後半は、こうしたスタイルが漆黒に染まって、夜のストリートの様相を深めていく。レザーやスタッズなど、得意分野も登場。しかし、いずれもサーフシーンとミックスしているため、そのスタイルはヘルシーだ。