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「バーニーズ」「ブルックス ブラザーズ」親会社CEOが語る 次の買収計画と今後の展望

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 ブランド開発、マーケティング、エンターテインメント事業などを担うブランドマネジメント企業のオーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP以下、ABG)のジェイミー・ソルター(Jamie Salter)会長兼最高経営責任者(CEO)は、この10年間で30以上のブランドを買収しており、2020年は「バーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK以下、バーニーズ)」「フォーエバー21(FOREVER 21)」、米「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」を傘下に収め、扱いブランド全体の小売売上高は140億ドル(約1兆4420億円)に到達する勢いだ。

 「リーボック(REEBOK)」の買い手としても有力視されているABGのソルターCEOに、買収先として注目度の高い企業や今後の展望について米「WWD」がインタビューを実施した。

WWD:今年は忙しかったと思うが、見込みのある買収先をどのように評価しているか。また買収を実行する際、どういった点に注目しているか?

ソルターCEO:案件によって多少扱いは異なるが、ABGではエンターテインメントとライフスタイルの2分野に重点を置いている。世界各地でさまざまな分野での事業拡大が見込めるグローバルブランドであることを重視している。

WWD:今年いくつかの案件を共にした不動産投資信託会社、サイモン・プロパティー・グループ(SIMON PROPERTY GROUP以下、サイモン)や不動産開発会社のブルックフィールド・プロパティー・パートナーズ(BROOKFIELD PROPERTY PARTNERS以下、ブルックフィールド)とは常に共同で動くつもりか?

ソルターCEO:最近では「フォーエバー21」や「ブルックス ブラザーズ」、ロサンゼルス発のジーンズブランド「ラッキー ブランド(LUCKY BRAND)」などの買収で関わりを持つことが多かったが、常に連携するわけではない。この3ブランドには小売りの要素があり、ブルックフィールドとサイモンは米国のAクラスのショッピングモールの半分以上をコントロールしていることもあって、単独で戦略を練るのは難しいと考えた。

WWD:エンターテインメントとライフスタイルの両分野でどのようなブランドを探しているか?リテールの要素は必要だと思うか?

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