大阪在住、14歳の三谷小虎君を知ってる?「アディダス スケートボーディング(ADIDAS SKATEBOARDING)」や「タイトブースプロダクション(TIGHTBOOTH PRODUCTION)」など数社がスポンサーにつくほど、スケート界(主に関西方面)ではすでに有名人の小虎君。そんな知る人ぞ知る彼を初めて生で見たのは、ロサンゼルス発のピザレストラン「ピザニスタ(PIZZANISTA!)」が東京・原宿にオープンした先月のこと。店前の坂道をものすごい勢いでくだっていく彼は、14歳とは思えない大人顔負けのスケートスタイルとファッションセンス、14歳らしいチャーミングな笑顔で輝いていた。これはインタビューせずにはいられないと、遠路はるばる大阪まで、小虎君に会ってきた。
WWD:名前の由来は?
三谷小虎(以下、小虎):よう分からんすけど、親父が歴史上の人物から付けたって言ってました。「群れずとも豪勇無双の虎のように己の道を切り開き流されずに強く歩んでいける男に」だそうです。
WWD:いつスケート始めたの?
小虎:2013年だから6~7歳ぐらいっすね。
WWD:始めたきっかけは?
小虎:お母さんが昔買った全然使ってない新品の板が家にあって、遊び道具として乗ってみたらかっこいいなーって感じっすかね。
WWD:家族もスケートしてるの?
小虎:家族は誰もやってないんす。
WWD:スケートを教わったのは?
小虎:周りの人とか自分で映像見て研究したりっすね。
WWD:周りの同級生もスケートしてるの?
小虎:昔はみんなで一緒に始めたんすけど、今はみんなやめちゃってやってないっすね。
WWD:ケガしたことは?
小虎:結構何回もやってます。脚の骨折とかもあるし、腰も交通事故ぐらいのやつやって今もときどき痛いっすね。
WWD:ケガしても続けるスケートの魅力ってなに?
小虎:やっぱ達成感とかっすかねー。かっこいい人が周りにいるから俺も頑張らなっていう刺激で動いてる感じっす。
WWD:リスペクトしてるスケーターは?
小虎:いっぱいいますよ。上野伸平君とか岡本元気君とか宮原聖美君とか上原耕一郎君とか南勝巳君とか。みんな憧れっすね。
WWD:年齢的には東京オリンピックにギリギリ出れないよね?
小虎:そうなんすよね。でも出たいと思ったことはないっすねー。競技とストリートは全然違うと思うんで。
WWD:得意なトリックは?
小虎:うーん…やっぱやってて好きなのはフリップ系のトリックっす。
WWD:かっこいいスケートってなに?
小虎:難しいけど、技術+スタイル。技術とスタイルは一緒ぐらい大事やと思います。誰かのマネとかは偽物なんで。
WWD:最近はどこで滑ってる?
小虎:パークで滑って、その後ストリートっすね。
WWD:毎日どれぐらい滑ってるの?
小虎:1日最低でも6~7時間は滑ってると思います。毎日終電で帰ってますね。
WWD:お気に入りのデッキは?
小虎:最近ちょっと大きくして、このサイズが一番調子いいっすね。
WWD:お気に入りのシューズは?
小虎:今日は“ブセニッツ(BUSENITZ)”なんすけど、一番調子いいのは「アディダス」の“キャンパス(CAMPUS)”っす。
WWD:今日のファッションは?
小虎:「エビセン(EVISEN)」のパーカとキャップにショッピングモールで買ったパンツ、「タイトブース」のシャツ風カバン、「アディダス」のシューズ“ブセニッツ”。
WWD:モヒカンだったよね?
小虎:モヒカンだったのを学校あかんから坊主にしたんすよ。そしたら髪質変わっちゃって天パになっちゃったっす……。
WWD:中学校を卒業したら?
小虎:東京行きたいっすね。東京の方がいっぱいチャンスあるし、師匠の上野さんの元にいたいって感じっすね。伸平君なら親も安心できるかなみたいな。
WWD:同級生に言いたいことがあれば。
小虎:それぞれ頑張って将来かまし合えるようになりたいね!とかっすかね。