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しまむら、新常態の追い風 9〜11月期の純利益3.6倍

 しまむらの2020年9〜11月期の連結業績は、純利益が前年同期比3.6倍の110億円だった。同期間としては最高益。消費の郊外シフトに加えて、気温の低下に伴い秋冬物が順調に売れた。MDの精度が上がったことで値引きも抑制された。

 売上高は同15.6%増の1501億円。売上高の7割以上を占める「ファッションセンターしまむら」の既存店売上高は同14.5%増だった。巣ごもり志向を反映した部屋着やスポーツウエア、抗菌加工を施した商品などがよく売れた。生産から販売までのリードタイムの短縮によって売れ筋商品を追加しながら全体の在庫量を抑えることに成功した。レジでの割引商品も3分の1に削減するなど値引き抑制も利益を底上げした。営業利益は同3.3倍の151億円になった。

 3〜11月期では売上高が前年同期比2.6%増の3943億円、営業利益が同64.5%の189億円、純利益が同70.5%増の126億円だった。

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