ビジネス

「無印良品」関東初のスーパーマーケット併設店 高島屋港南台店の跡地に

 良品計画は、「無印良品」で関東初となるスーパーマーケット併設の大型店を横浜に今春開く。昨年8月に閉店した高島屋港南台店跡地の商業施設「港南台バーズ」内の「無印良品」を、約10倍の4973平方メートルに増床する。衣食住の中でも「食」を目玉にし、スーパーマーケット「クイーンズ伊勢丹」のエムアイフードスタイル(東京、雨宮隆一社長)が生鮮三品(青果、精肉、鮮魚)を扱う食品売り場を運営する。

 相鉄グループが運営する港南台バーズの地上1階・地下1階の2フロアに入る。昨年12月に「関東最大」をうたって開店した東京有明店(売り場面積4628平方メートル)を上回る規模になる。

 生鮮三品や惣菜などを大々的に扱うスーパーマーケット併設の大型店は、18年3月のイオンモール堺北花田店(大阪)、19年11月の京都山科店に続く3店目。いずれも百貨店が撤退した跡地に出している。

 8日に20年9〜11月期決算のオンライン会見に登壇した松崎暁社長は「これからは生活圏への出店を強化する。その場合、スーパーマーケット併設、あるいは(既存の)スーパーマーケットに隣接する形が増える」と説明した。この数年の実績で消費者が日常の食品の買い物の延長で、「無印良品」に立ち寄って日用品や衣料品を買い求める頻度が高いことが分かった。食強化は客数増への効果が大きいと考え、店舗開発に本腰を入れる。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。